mercury.comとは?
- 保科一男
- 4月24日
- 読了時間: 3分
Mercury(マーキュリー)は、米国を拠点とするスタートアップや中小企業向けに特化した、完全オンライン型のビジネス銀行サービスです。実店舗を持たない代わりに、使いやすいデジタルインターフェースと強力なAPI機能を提供しており、特にテック企業やグローバル展開を目指す企業に支持されています。
Mercuryの主な特徴は次のとおりです:
米国法人専用のビジネス銀行口座をオンラインで開設可能
API連携による金融業務の自動化
国際送金、複数通貨対応(40以上)
手数料無料(条件あり)
QuickBooksなどの経理ツールとの統合
Mercury APIを活用した日本法人の米国子会社との業務効率化戦略【2025年最新】
はじめに
この記事では、日本法人が米国子会社(LLCやC-Corp)を運営しているケースにおいて、MercuryのAPIを活用した業務効率化の具体策をご紹介します。特に、財務処理・経理業務・国際送金における課題をテクノロジーで解決したい企業向けの内容です。
Mercury APIの特徴
MercuryのAPIを利用すると、以下のような自動化が可能になります:
取引履歴や残高のリアルタイム取得
支払い(ACH/ワイヤ送金)の自動実行
請求書発行、入金確認の自動化
外部経理システム(例:freee、マネーフォワード)との統合
国際送金ワークフローの構築
活用シナリオ①:経費精算・支払い処理の自動化
対象課題:米国側スタッフやサービス委託先への支払い処理に時間とコストがかかる。
解決策:MercuryのAPIを使って、
経費申請フローに応じた支払いをトリガーにして自動送金。
承認済みの支払いをワンクリックで実行。
freee等と連携して帳簿にも即反映。
効果:
支払い漏れゼロ
月次決算のスピード向上
人件費削減
活用シナリオ②:売上入金管理の効率化
対象課題:複数の海外決済(Stripe, PayPalなど)の入金管理が煩雑。
解決策:
Mercury口座での入金情報をAPI経由で取得。
入金内容に応じて自動仕訳ルールを適用。
Salesforceや自社CRMとの統合で、営業・経理が同じ情報を確認可能。
効果:
複数口座の確認作業を1つに集約
入金消込の自動化
キャッシュフローの即時可視化
活用シナリオ③:日本法人への国際送金の自動化
対象課題:親会社へのロイヤルティフィーや利益還流の送金処理に手間がかかる。
解決策:
Mercury APIを利用して送金テンプレートを設定。
毎月自動的に送金スケジュールを実行。
送金結果をSlackやLINEで通知。
効果:
為替タイミングを見て柔軟に送金(事前アラート)
送金記録の自動保存
人的ミスの排除
Puenteが提供する開発支援
株式会社プエンテでは、上記のMercury APIを活用した業務効率化ツールを日本法人向けに開発・提供しています。
開発メニュー例:
Mercury APIとfreee APIの統合ツール
国際送金管理ダッシュボード
経費精算Slackボット(Mercury連携)
Salesforceとの双方向連携モジュール
まとめ:日本企業のグローバル経営をAPIで支援
Mercury APIは、単なる銀行APIではなく、グローバルビジネスを支える基盤です。日本法人と米国子会社間の資金管理を、よりスマートに、より透明にするためのソリューションとして、ぜひご検討ください。
「Mercury API開発支援なら、プエンテにお任せください。」