「オフショア開発の失敗例10選|安さだけで選ぶと結局高くつく理由」
- 保科一男

- 8月26日
- 読了時間: 2分
更新日:9月3日

オフショア開発は「人件費を抑えられる」「短期間で人員を確保できる」といったメリットがある一方で、失敗事例も数多くあります。プエンテでは、数々の日本企業のオフショア開発を支援してきた経験から「よくある失敗パターン」と「成功するための条件」をまとめました。
オフショア開発の失敗例10選
1. コストは安いはずなのに、結局高くついた
単価が安くても、管理コストや手戻りコストが膨らみ、トータルでは国内開発と大差がない事例は多いです。
2. ブリッジSEを置かなかった
日本語・英語・スペイン語などの言語だけでなく、日本の商習慣・文化を理解してプロジェクトを橋渡しできる「ブリッジSE」がいないと、認識ズレが必ず発生します。
3. 日本の文化・商習慣を理解していない開発会社を選んだ
「納期厳守」「仕様の細部まで正確に」という日本特有のビジネス慣習を理解できない会社だと、トラブルが多発します。
4. 人数が多い=安心と思って発注した
「大人数で一気に開発」しても、管理が煩雑になり、レビュー・教育・調整コストが急増。結果的に安くならないどころか遅延することも。
5. 契約が曖昧だった
成果物や責任範囲を明確にせず契約してしまい、仕様変更のたびに追加費用が発生。
6. セキュリティ体制が不十分だった
アクセス権限やデータ管理のルールが曖昧で、情報漏洩リスクが高まる。
7. タイムゾーンを考慮していなかった
時差を無視した進行で、ミーティングやレビューが遅延し、開発効率が下がる。
8. 技術スタックが合わなかった
発注側が求める技術(例:Laravel 11, Next.js, Supabase etc)に対応できない開発会社に依頼し、学習コストで遅延。
9. 品質保証(QA)体制が弱かった
テスト不足でバグが多発し、結局リリース後に追加コストが発生。
10. コミュニケーションを軽視した
SlackやJiraなどの管理ツールを導入せず、Excelやメールで管理して失敗。
成功するためのポイント(まとめ)
ブリッジSEを必ず配置する
日本の文化・商習慣を理解する真面目なパートナーを選ぶ
「人数が多い=成功」ではなく、管理体制と品質を重視する
契約・体制・セキュリティ・QAを明確化する
オフショア開発は「安くできるか」ではなく「成功する体制を作れるか」が勝負です。プエンテでは、ボリビア拠点の優秀なエンジニアと、日本市場を理解するブリッジSEの両輪で、失敗しないオフショア開発を提供しています。
ご相談はこちらから: https://www.puentework.com




コメント